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2024年12月稽古場日誌

  • しょうこ
  • 2025/01/17 (Fri) 23:52:55
お久しぶりです。

しょうこです!

若手メンバーの皆の稽古場日誌、なんだかフレッシュでよいですね〜。

そんな皆が中心となった劇団合宿、私も参加しておりました。

今回は、あくまで若手メンバーのための合宿ですので、私は、メイン台本(合宿前から稽古をしていた方)は、ほんのちょっと出番があるだけで、皆のサポート的な立場での参加でした。

といっても、もうひとつの台本については、合宿初日に渡されて、演出家の前でのメイン台本稽古の合間をぬって、自分達だけで完成させて、発表!という、皆と同じ形で参加しており、メイン台本も2チームどちらにも出番があるため、全ての稽古に立ち会い、なかなかフル回転な3日間ではありました。

メイン台本は、数年前の劇団合宿のために書かれた台本で、その合宿には私も参加しており、よ〜く知っている台本であります。

メインの役は2人で、全編ほぼ2人の会話のみで話が進んでいくのですが、2人がお互いの言動によって本当に気持ちが動いていかないと、エンディングが、うそっぽい軽いものになってしまう…という、まぁ合宿に相応しい手強い作品です(泣)

合宿のよいところは、日常から離れて芝居だけに集中できるということもありますが、本番同様の完成を目指しつつ、お客様に見せるための作品ではなくてよいので、失敗を恐れず、妥協せず、役や芝居に向かえるというところもあると思います。

皆、あまり稽古場日誌では触れていませんでしたが、そんな訳で、演出家からのダメ出しはかなり容赦なく、皆、それぞれに追い込まれていました。

結果として、満足のいく出来に至ったメンバーはいないようですが、全力で集中して臨んで、そこで得た、悔しい気持ちやわかったこと、気づいたことは、必ず、この先に繋がるものになるはずです。

今回の合宿で得たもの、嵐のような3日間を戦い抜いたことを決して忘れず、日々の稽古や本番の舞台に立ち向かっていってほしいなぁと思います。

…とエラそうなことを言っている私ですが、課題の台本を稽古する時間も、セリフを覚える時間も限られており、覚えるのも役作りも決して早い方ではない私にとっては、なかなか高いハードルで…。

とはいえ、相手役の子は、メイン台本も抱えながらも、もう一つの台本にも挑んでいる訳で、きちんと役作りをして、相対してきてくれていたので、私がテキトーに臨むわけにはいかず、最終発表の都内の稽古場への移動時間も、セリフを合わせ、必死で覚え、ギリギリまで、できる限りのことをやりました。

実のところ、セリフ覚えには絶対の自信がもてず、でも、この台本に描かれている物語をなんとかちゃんと成立させたくて、役の人物として、その場に在ることができるようにすることに照準を絞り、ひとつひとつのセリフや動きの意味や気持ちを考え、自分なりの正解を見つけることに、最後の時間を費やしました。

そうして、発表前にはなんとか自分なりの人物像が完成し、発表に臨みました。

結果としては、不安のあったセリフに関しては、不安が的中してしまいましたし、稽古も不充分ではあったので、“完成”には届かなかったとは思いますが、これだけはやらねば!と思っていた、“役の人物として、その場に在ること”については、最低ラインは保てたかなぁと思います。

こんな風に本当に限られた時間の中で、力を尽くすというのは、合宿ならではのことで、自分との戦いでもありましたし、皆のサポートだけにならず、役者としても戦うことができたこと、この合宿に参加した意義が大いにあったと感じています。

久しぶりの登場で、すっかり長々と書いてしまいました。

そして、夏の合宿のレポートでしたが、季節はもう冬で、2024年も終わりに近づいております。

メンバーが増えて、賑やかになってきた劇団「隕石のかけら」を来年もどうぞよろしくお願いいたします〜!!

しょうこでした。

2024年11月稽古場日誌

  • 快斗
  • 2025/01/17 (Fri) 23:48:58
どうも、快斗です。

皆最近の日誌で合宿について書いてるので、では僕も!

…といきたいのですが、今回の合宿稽古は若手主体で行われているため三十路を迎えた僕は参加させてもらえませんでした。(涙)

僕は合宿最終日に行われた発表を見させてもらったので、その感想を書きたいと思います。

これまでの合宿は何度も体験しており、その大変さは痛感しているので新人も含めた若手たちは無事にやっていけるかなと不安な気持ちで送り出したのですが、どうにかこうにか乗り越えたようで、合宿を終えて発表の場に現れた皆の顔はどこか頼もしさを感じさせてくれました。

後々話を聞いてみると、やはりそれぞれ大変な思いをしていたようで各々の課題に真摯に向き合った結果が発表の芝居にも現れており、よく耐えたなあとしみじみと見させていただきました。

何より、皆自分の出来に悔しさを抱いたようで、それが1番後々の成長に繋がっていくと思うので、今回の想いを糧にそれぞれの道を突き進んで行って欲しいなと願います。

と、何やら偉そうに書いていますが自分自身まだまだ何者でもないので、若僧どもなどには負けず、濃く実りある稽古を日々積み重ねていきたいと思います。

では!

2024年10月稽古場日誌(合宿レポート)

  • 大介
  • 2025/01/03 (Fri) 20:33:43
お久しぶりです。

大介です。

この夏、劇団の合宿が行われ、自分も参加させて頂きました。

今回は、事前に配られて、合宿前から稽古していた台本と、合宿初日に配られる台本と、2つの役がありました。

どちらも最終日に発表をする形でしたが、役に対してずっと不安だったところがあったり、これでいいのか等考えて、変えてみたりもしましたが、求められていたところに到達は出来ず、未消化になってしまったというのが、感想です。

今回いただいた台本で考えた自分の役は、役の方向性としては、大きく違ってはいなかったのですが、広がりがなく一本調子になってしまったところがあり、そこから先に進めなかったところが反省だと思います。

劇団合宿は、参加することに意義があるのではなく、そこでの反省を、その後の稽古に活かしていかないと意味がないものだと思います。

自分が参加している稽古の中で、何をやっていかなければならないのか、しっかり考えていければと思います。

大介でした。

2024月9月稽古場日誌(合宿レポート)

  • あん
  • 2025/01/03 (Fri) 20:31:29
お久しぶりです。あんです!

8月に行われた劇団合宿についてお話ししたいと思います。

初めての合宿参加で、期待と不安を抱えて臨んだ二泊三日は大変な事もありましたが、結果としてとてもいい経験となりました。

一日中、芝居のことを考える日はこれまでそうなかったので、自分の納得いくまで考えを深めたり、広げたりすることに集中できた貴重な機会でした。

合宿中は、演出家に見てもらい、稽古をしてまた見てもらい、の繰り返しであっという間に三日間が過ぎました。

中には、5時に起きたのに次に時計を見た時には夜中の2時、なんて日もありました。

それくらい一つのことに集中できた自分にも驚きました。

最終の発表まで終えて、一番に感じたのは悔しさでした。

与えられた時間は三日間とはいえ、もう少し考えれば分かったことだったのではないか、自分がやるべきことは違っていたのではないか、無駄なことばかり考えていたのではないか、など発表直前まで修正を繰り返していたものだった為、余計に悔しさが募りました。

もちろん、すぐに出来るようになるとは思いません。三日間向き合ってこの結果だったからこそ気付くことができたいい機会だと思って次に活かすことの方が重要だと感じています。

芝居への向き合い方は様々あると思います。

劇団合宿を経て、改めて自分の向き合い方が少しずつ見えてきたように思います。

自己理解にもつながる経験となったので、また機会があれば是非参加したいです。

きっと、同じ二泊三日でも違った反省点や感じる事が出てくる気がします。

今回、稽古場日誌として記すにあたり再度振り返ることで、得た事を無駄にしてはいけないなと気が引き締まりました。

これからも、いろんな経験から少しずつでも吸収し、成長を続けたいと思います。今後ともよろしくお願い致します!

それではまた、失礼します^^

2024年8月稽古場日誌(合宿レポート)

  • とくま
  • 2025/01/03 (Fri) 20:28:09
こんにちは。とくまです!

熱い熱い8月に、さらに熱い、合宿稽古ということをしました。

煩悩をとっぱらい、一日中、芝居に向き合える貴重な体験でした。

相方との話し合いや内容の擦り合わせ。

言葉の本質等etc…

演劇に置ける基礎という物を沢山学んだと思っています。

僕はまだこのステージに立っていない事も。

自分には何が足りないのかも痛いほど痛感しました。

今書いてる最中にも、思い出して涙が出てくるほどですが、それほどに悔やむ部分があるというところ、今回の最大の反省として、今後に活かしていかねばと思います。

ただ、相方の存在に助けられたり、先輩が真剣に話を聞いてくれたり、相談出来たりということもあり、当たり前ですが、芝居は1人じゃできないということも再確認させて頂きました。

僕としては、合宿稽古は、年2回はやりたいなと思っています!

(皆さん、いかがですか(笑)?)

以上、とくまでした。

2024年7月稽古場日誌(合宿レポート)

  • 2025/01/03 (Fri) 20:25:49
丈です。

劇団の合宿稽古に、僕も参加させてもらいました。

まず僕が一番反省しなきゃいけないことは、合宿中に体調を崩してしまったことです。

理由は日頃の準備と体調管理ができてなかったことです。

役者として一番大切なことができてなかったです。

あとは、台本の稽古を進めていくと、僕はすぐに小道具を使ったり、台本には書いていないような派手な動きで表現しようとしまうので、もっと感情、表情で見せれるようにがんばりたいです。

役作りももっと頑張って、自分の言葉になるよう頑張ります。

また、合宿を通して、普段の稽古でも、もっと頑張れるところがあると思いました。

これからの稽古の課題として、自分ができることは、人にたよらず、自分で何でもできるようになりたいです。

毎回の稽古をもっとできることを増やせるように頑張りたいです。

体調管理、基礎練が本当に大事だなと思いました。

2024年6月稽古場日誌(合宿レポート)

  • しかちゃん
  • 2025/01/03 (Fri) 20:22:24
お久しぶりです。しかちゃんです。

今回は、この夏に体験した合宿稽古について書かせて頂きます。

合宿稽古とは、普段の稽古場から離れた場所で、2泊3日間、芝居だけに没頭するというものです。

僕自身、今回が初参加でした。日常を忘れて、3日間、芝居だけに没頭し、作品を作り上げるというのも初めてで、とても貴重な体験でした。 

そこで、役として会話する難しさ、一つの作品を作り上げる難しさを改めて痛感し、同時に今まで自分は一体何をしてきたんだ?と自分自身を深く見つめ直す、大切な時間を過ごすことが出来ました。 

役者としても人間としても、まだまだ未熟だと強く思いました。

具体的に、今回の合宿で実感したことは、

「視野が狭くなりがちであること」

「無意識に頭で考えてばかりになりやすいこと」

です。

役として、心で会話をするために、何が必要か、自分に何が足りないのか、それを嫌と言うほど実感出来た、そんな時間でした。

実感したことを活かして、これからも精進していきます! 頑張ります!!

劇団合宿のご報告!

  • 制作部
  • 2025/01/03 (Fri) 20:18:51
この夏、久しぶりの劇団合宿を実施いたしました。

チーム制で、それぞれひとつの台本の完成をめざすという課題に加えて、今回は、合宿初日に発表される課題もありました。

合宿に初参加となる若手メンバーが中心となり、挑んだ今回の劇団合宿、それぞれに得たもの、感じたものが沢山あったようです。

ということで、こちらの稽古場日誌にて、合宿参加メンバーからのレポートをお届けしていきたいと思います!

2024年5月稽古場日誌パート2

  • とくま
  • 2024/10/03 (Thu) 23:23:51


皆さん、初めまして。

とくま です!

年齢は21歳。出身は徳島県になります。

特技は足が速いことです。

高校生の時は、6秒台をキープしていたことがあります!

趣味はご飯を食べることです。

色々好きなものはありますが、やっぱりジャンキー系が大好物です。

が、納豆や漬物もかなり好きだったりします(笑)

僕が役者を志そうと思ったのは、将来の仕事を考えた時、「“何者か”になれる仕事って何だろう?」と思い、この"俳優業"という職業を選びました。

実際に劇団に入って、公演にも参加させてもらって、作品の中の色んな人達を演じて、お客様に観てもらう様子を間近で見て、改めて、「なんて素晴らしいお仕事なんだ」と感銘を受け、日々、勉強させて頂いてます。

これからも様々な事を経験して、自分に負けず、頑張って行きたいと思います!

これから宜しくお願いいたします!

以上、とくま でした!

2024年5月稽古場日誌パート1

  • 2024/09/13 (Fri) 16:58:39
皆さん、初めまして丈(じょう)です。

2022年4月より所属させてもらっています。

なぜ、僕が劇団を始めようと思ったかというと……

まずは、生い立ちからお話させて頂きます。

僕は、仮死状態で産まれ、その影響で身体にも障害が残りました。

9ヵ月の時、2回目の心臓の手術をしましたが、その時、声を出す反回神経が一本麻痺してしまい、声を出すことも困難になりました。

小学校6年生からは特別支援学級に入りました。

中学生になって、通常は特別支援の部活に入るんですが、先生に志願して普通クラスの部活動に入ったのが、演劇部でした。

そこでいろいろ先輩に怒られたりしながら、都大会に行ったりしました。

演劇を通して、仲間と何か作ることの楽しさ、ぶつかりあったり、紆余曲折しながらも、仲間と演劇に青春をささげた3年間・・・

社会人になってからは、会社と家の行き来で充実しない日々が続きました。

そんなあるとき、友人に「じぶんのやりたいこと、これだと思えるものを始めてみれば」といわれ、考えたときに、中学の頃が楽しかったと思いだしたり、「障がい者と健常者の垣根を取っ払って、あの子がやってるんだから私もやってみようと、思われるようになりなさい」といわれたのを思い出し、「そうだ、演劇を通してもっと世の中にバリアフリーを伝えよう」と思い、Re Startしました。

ここに入団するまでに、たくさんの劇団を受けました。

「障がい者は受け付けられない」と揶揄されて、たくさん傷つき、「やはり、障がい者と健常者が関係なく暮らせる世の中というのは理想か・・・」とあきらめてた時に、劇団「隕石のかけら」に入れていただきました。

あまりまだ、声はみんなに比べて出なかったり、体が不自由なので、色々みんなみたいにはできないこともありますが、体幹を鍛えたり、劇団の稽古の中で、自分には、もっとできることもあると知ったので、自分なりに頑張っています。

あと、台本を覚えるのが苦手なので、それも頑張っています。

最後に、役者として、見ているかたに、特に障がい者のかたに、「あの人もやっているからやってみよう」と思ってもらえるような役者になりたいです。

よろしくお願いいたします。

丈でした!!!

2024年4月稽古場日誌パート2

  • あん
  • 2024/08/29 (Thu) 16:11:35
初めまして、あんです。

宮城県出身の23歳です。

趣味は手芸や外で一人で過ごすことです。

川や木、海や空などの自然が大好きです。

特技はサプライズです。

喜んでくれそうな事を考えたり、準備したりするのも好きです。

好きな食べ物は、ほっけと油淋鶏です。

私が役者を本格的に志したのは大学時代でした。

仕事に限らず、自分の人生で絶対に叶えたいものを考えていた時、役者として他人の生活や人生に影響を与える姿が浮かびました。

それは今でも変わらず、人生で唯一、最も、叶えたい将来像です。

まだまだ未熟者ですが、自分が目指すものを見失わずに日々を積み重ねていきたいです。

これからよろしくお願いします!

2024年4月稽古場日誌パート1

  • しかちゃん
  • 2024/08/06 (Tue) 16:35:15
みなさん、初めまして、しかちゃんです! 

ちゃんってついてますが、男です。

年齢は25歳、大阪府出身の関西人です!

特技は合気道と剣道です。
両方とも二段を取得してます。 
趣味はゲームで、好きな食べ物はチャーハンです。

僕が役者を志したキッカケは、大阪での高校時代にありました。

ドラマ制作という授業があり、そこで役者というものにふと興味を待ち、それから専門学校で演技に触れ、その後、上京し養成所で勉強し、現在は隕石のかけらさんで学ばせていただいております!! 

何色にも染まることの出来る俳優さんになるため、日々精進して参ります! 

これからよろしくお願い致します!!

新年度スタートです!

  • 制作部
  • 2024/08/06 (Tue) 16:33:05
2024年度がスタートいたしました!

昨年度は、関係団体のNPO法人Inseki Projectさんの福島上演が約4年振りに再開し、劇団からも新メンバーが参加することができ、団体としても、新たなスタートを切れた年となりました。

ということで、2024年4月の稽古場日誌より、新メンバーが稽古場日誌にお目見えいたします!!

初登場となりますので、まずは、順に自己紹介をさせて頂く形となります。

引き続き、劇団「隕石のかけら」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年3月稽古場日誌

  • しょうこ
  • 2024/06/30 (Sun) 23:43:37
たいへんごぶさたしております(大汗)
しょうこです!

今回の稽古場日誌は、12月と2月の福島上演の本番レポートを!!ということになっており、劇団古参メンバー2人が任されておりますので、連投で投稿させて頂きます!!

劇団「隕石のかけら」も、NPO法人Inseki Projectさんも、コロナ禍では活動を自粛していたので、私自身にとっては、今回の福島上演は、なんと4年振りの本番舞台となりました。

役者を始めてから、ここまで期間があくのは、初めてのことで、自分がどう感じるのか!?と思っていましたが……結果から言うと、「そんなに長いこと、舞台に立っていなかった実感がなかった!」のでした!!

ひとつには、自粛期間もずっと劇団稽古は継続していて、やはり平常時よりもゆとりがあったので、真摯に、きたる本番に向けての稽古を丁寧にじっくりできたこともあるかもしれません。

私自身も、自分の弱いところ、鍛えるべきところを改めて見直して、考えて、稽古で実践する…という期間だったように思います。

あとは、稽古量の多さにも助けられた、と思います。

今回の役で、距離が近い役の2人は、初めて福島上演に参加するメンバーだったのですが、とても稽古熱心で、私も、数を重ねられる方がよいので、稽古場ではとにかく稽古を重ねていく…ということをできたのが、本当に力になりました。

稽古から本番に至るまで、目の前にある物語をしっかり子ども達に届けるんだ!という一念で、時間を過ごすことができたので、久しぶりの舞台だというところに、思いが至らなかったのかもしれません。

ただ、やっぱり、ずっと再開を願っていた、福島の子ども達に向けての公演にたどりつけたという感動はあり、何より感じたことは、やっぱり、本番は、子ども達から力をもらえる!!ということでした。

本番の舞台で、客席にいる子ども達に相対した時、「みんなに、このものがたりをとどけるんだ!」という気持ちが、自ずと湧きあがります。

子ども達の反応は、本当に素直で、純粋に、言葉や声で、おもっていることや感じていることを表現してくれます。

特に今回は、どの施設でも、子ども達からの反応がとってもとっても大きかったように感じました。

実際、時には、舞台上のセリフが聞こえないくらいだったり、立ちあがってしまった子ども達で、舞台上が見えなくなったりするほど…でした!!

そのなかで、主人公が困難に立ち向かう場面では、ほんとうに、会場中に響きわたるくらいの声援がおこり、心の中では感涙モノでした。

子ども達の声、その声に応えたい!!という自分の気持ち、会場の空気…その全部が、自然と、自分の力になっていくのを、本番の舞台で感じます。

福島の子ども達に届けている作品は、『ゆめレンジャー』シリーズと名付けられ、福島の子ども達に、“夢や希望や勇気を持ちつづけるきっかけになってほしい”という想いで、創られています。

でも、子ども達に劇を届けるたびに、自分が元気をもらうのです。

福島県での上演がスタートして、2024年2月で、なんと10年が経ちます。

そういえば、今回、2月に上演した施設は、10年前から毎回訪れている保育園さんなのですが、10年前に、福島県で一番最初に上演をした施設であり、その日にちは、2014年2月26日、今回の上演は、2024年2月26日…奇しくも、ぴったり10年後の上演となったのでした!!

10年前も、子ども達の反応の大きさにびっくりしたこと、子ども達の声に励まされたことは、今でも覚えています。

あの時見てくれた子ども達は、震災直後に生まれた子ども達でした。

今回見てくれた子ども達は、震災を知らない子ども達です。

東日本大震災から、この3月11日で13年。

人それぞれに抱える想いは異なっても、やはりあの震災は、経験された方達に、さまざまな形で刻み込まれているのだと、福島の地を訪れると感じます。

私たちの届ける物語で、ほんの少しでも、何かの力になれたら…、そう願ってやみません。

次回から、新年度に入りますが、最近の稽古場日誌にも登場している、新メンバーの皆が、いよいよ稽古場日誌に参戦いたします!!

というわけで、ワタクシは、しばらく出番がないかもしれないため、ついつい長文となってしまいました(笑)

それでは、また!!

しょうこでした。

2024年2月稽古場日誌

  • 快斗
  • 2024/06/30 (Sun) 23:41:17
どーも、快斗です。

前回の日誌にも書いた、NPO法人Inseki Projectさんの福島上演が2月にも行われたため、今回の日誌もそちらについて書かせて頂きます!

上演の感想などは前回書いたので、今回は演じた役について触れてみようと思います。

今回の作品は再演なのですが、初演の時に僕は主人公と一緒に冒険をする、いわゆる“正義の味方”側の役を演じていました。

ところが今回は真逆の、主人公に対して様々な嫌がらせをする“悪役”を演じる事になりました!

しかもこの役、初演時には紫のタイツにゴールドの短パンを履き、ちんちくりんなマントをつけ、髪型はモヒカンで変な笑い方をしながらハイテンションで一方的に喋りまくるという、なんともまあ強烈な役でして、(アイツを僕が演じるのかあ。う~ん、大変だあ…。)と楽しみ半分、不安半分で稽古が始まっていきました。

いざ稽古が始まってみても難しい事が多く、なかなか役としての気持ちや行動に自分が追い付いていかず、なんでこんなにハイテンションなんだろう?とか、なんでこんなに主人公に対立するんだろう?など疑問ばかりが続々と生まれてきて、頭を抱える日々が続きました。

しかし、その疑問と1つずつ向き合いながら、演出家と色々相談していく中でようやく少しずつ糸口が見えてきて、そうすると今度は、「こんなに全てに全力なやつはいないなあ」とこの役の無垢さや純真さに気がつき、外から見ると変なやつだと思っていたのが、全てに一生懸命なだけだったんだ!とわかってくるとなんだか無性にこの役が可愛く思えてきました。

気がついてみると、この役の行動原理は非常に憎めないところばかりで、また年齢も幼いため、自分が演じているのに、我が子を応援するようなそんな気持ちで、この役と向き合えるようになりました。

親の気持ちになっている僕としては、なんとか幸せにしてあげたいと思うのですが、残念ながら悪役なので物語の結末でこの役が報われないことを想うと、とても切ない気持ちになってきました。

ならばせめて、そこまでの過程をこの子の良さを最大限引き出してイキイキと演じる事が僕がこの役にしてあげられる唯一の事だと思い定めて本番までの日々を駆け抜けていきました。

1回目、2回目と本番が無事に終わり、この役とどんどん離れ難くなっていき、最終ステージの1週間程前からは「もうこの役と居れるのもあと1週間しかないんだなあ」と、淋しさを感じるようになっていました。

そんな淋しさを感じながら迎えた最後のステージでしたが、あくまで自分の中だけで感じた事ではありますが、報われない結末のラストシーン、この役がこの物語の先で成長を感じさせてくれるように、元気に巣立っていってくれたように感じました。

振り返ってみるとこの役は常に、自分の予期しない方向に動いていく感じがあり、そうかそうかと、演じてみて教えられる事が多々ありました。

最終ステージも「行ってきまーす!」と元気に巣立ってった気がして、こちらも無事に送り出せたかなと、ホッとした気分で終える事ができました。

終演後、上演先の先生に「あの悪役は、悪いヤツなんだけどなんだか憎めないんだよねえ」と言ってもらえ、(この子の良さがちゃんと伝わった!)と嬉しくなりました。

ここまで愛着を持って演じられたこと、自分のプランとは別に役が勝手に動いていく経験をさせてもらえたこと、逆にいうとこれからはこのラインを超えて行かなきゃいけないのでハードルが上がった感もありますが、ともかく役者として非常に得難い経験をこの役にはさせてもらう事ができました。

最初はどうなることやらと思いましたが、この役と巡り合えて本当に良かった、そう思える存在になってくれました。

想い溢れて長文になってしまいましたが(笑)、読んでいただきありがとうございました!

2024年1月稽古場日誌

  • 快斗
  • 2024/02/21 (Wed) 10:21:16
初めに、令和6年1月1日の能登半島地震によってお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、様々な形で被害に遭われている皆様が1日でも早く心の平穏を取り戻せるよう、心より祈っております。


どーも、快斗です。ご無沙汰してました。

昨年12月に、NPO法人Inseki Projectさんの福島上演があり、隕石のかけらのメンバーもそちらに参加させていただいておりました。

今回上演した作品は、コロナ禍のため2019年度にプロジェクト半ばで延期になってしまった作品を、改めて作り直し再演する、というものでした。

この3年半の間は、劇団としても外部に向けての公演は行わず、いつか再開する時のために今出来る事をやるという想いでそれぞれの団員が地道な稽古やさまざまな経験を積み上げてきました。

また、そんな状況下でありながらも頼もしい新メンバーも続々加入してきており、更にパワーアップした隕石のかけらとして、福島の地に再び演劇を届けられる!という事で非常に感慨深いものがありました。

とはいえ、楽しんでもらえる作品をお届けしなければ意味がないので、皆で厳しい稽古の日々を耐え忍び、なんとか無事に作品を再びお披露目する事ができました。

久々の訪問にもかかわらず、上演先の方々には温かく出迎えていただき、観劇してくれた子ども達も以前にも増して力いっぱいの声援を送ってくれました。

子ども達の大声援を聴きながらホッとするのと同時に、やはりこのコロナ禍の中で色々と我慢せざるを得ない事がたくさんあって、そういう目に見えない鬱屈としたものが、この大きな声援になっているのかなあなんて事を感じたりもしました。

予想だにしない様々な事が起こり続けるこの世の中で、役者に何ができるのか、自問自答し続ける日々ですが、まずは、少しでも楽しい時間を過ごして貰えるよう、そして願わくば希望を持って過ごしていけるようにと祈りを込めながら、目の前の作品に今出来る最大限を注ぎこんでいきます。

2023年もありがとうございました。

  • 制作部
  • 2023/12/31 (Sun) 21:31:30

制作部です。


コロナ禍の明けた年の瀬、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

劇団「隕石のかけら」も、今年は新メンバーも入り、関係団体NPO法人Inseki Projectさんは活動を再開し、久しぶりの本番舞台を経験できました。

振り返ると、めまぐるしい一年だったと思います。

1月は、一部メンバーが映像の小作品に出演、2月3月は、NPO法人Inseki Projectさんの絵本の読み聞かせプロジェクトに一部メンバーが参加、春から秋にかけては、本番公演を見据えた発表稽古、そして、12月はNPO法人Inseki Projectさんの福島上演に参加…と、駆け抜けてきました。

来る2024年は、2月末の福島上演からスタートになります。

劇団員一同、1人1人が、そして劇団としても、さらなる飛躍の年になるよう、ひとつひとつに真摯に向き合い、ステップアップしていきたいと思います!!

来年も、劇団「隕石のかけら」をどうぞよろしくお願いいたします。

そして、皆さまにとっても、佳い一年になりますことをお祈り申し上げます。

2023年12月稽古場日誌

  • しょうこ
  • 2023/12/21 (Thu) 17:10:05

長らく長らくご無沙汰しており、大変申し訳ありません!!

しょうこです。

実は、劇団HPをちょっとずつ見直しているそうでして、稽古場日誌の方も内容をリニューアル?するとのことで、期間が空いてしまっていました~。

…というところに、関係団体のNPO法人Inseki Projectさまが福島県での演劇上演を今年度再開する!!ということで、劇団にもお声がかかり、一気に慌ただしくなり、なんと、今、久々の福島上演、第1回目が終わったところであります~。

また2回目がすぐあるので、くわしくはそちらが終わってからになるかと思いますが…。

今年新しく入った劇団メンバーも、今回、ほとんどが福島上演に参加することになって、本番のための稽古、会場での舞台セッティング、本番…と、一緒にやってきました。

初めて本番公演を経験するメンバーもいて、慣れないことも多くて本当に大変だったと思うのですが、さすがワカモノ達で、個々に、どんどんいろいろなことを吸収して、成長していっているようにおもいます!

自分の目の前にあることに、純粋に真摯に向きあう姿には、私自身、刺激も受け、「私もやらねば!」と鼓舞される感があります!!

そんなメンバーでお送りする、今回の福島上演につきましては、また改めて、本番レポートをお届けする予定でーす。

どうぞ、お楽しみに!!
しょうこでした。

2022年12月稽古場日誌

  • しょうこ
  • 2023/01/01 (Sun) 19:44:47
しょうこです。

毎年のことですが、年末が来ると、「あっという間だったなぁ」と先ず思います。

が、2022年は、劇団として非常に長く感じる一年でした。

ちょこっと去年の12月の稽古場日誌を見てみると、同じようなことを書いていましたが(笑)、今年はより変化に富み、いろいろなことがあり、少しですが前に進めた一年になった感があります。

振り返ると…

今年の前半はコロナウィルス感染が収束に向かっていくのではという兆しが見え、今年度は何らかの形で活動を再開しようと決めましたが、結局、第七波の到来であきらめることになりました。

ですが、劇団の活動がないことで、外部出演の機会が増え、6~7月には劇団メンバーの南部が内野聖陽さん主演の舞台にアンサンブルダンサーとして出演させて頂きました。

劇団内でもコロナ禍の中、少しずつ新しいメンバーが入ってきました。

本番の予定が立たないため、いつもの稽古を充実させたいと、基礎コースの方でミニ本番的な発表会にチャレンジしました。

そして、年末ぎりぎりに、NPO法人Inseki Projectさんの福島県での活動再開が決まりそうだとの知らせも入ってきました。

今回は小さな形なので、劇団との関わりはまだ未定ですが、2023年4月以降に以前のスタイルでの演劇上演の可能性もあるようです。

今年も本番舞台はなく、何よりも感染予防対策を優先する稽古の中で、劇団メンバー全員が、少しでも前に進みたいと、自身の成長に向けて、稽古に取り組んできたと思います。

その努力にきちんと結果を出して、さらに前に進むためにも、来年こそは、新型コロナウィルス感染症の終息を心より願ってやみません。

私自身は、自分にも劇団メンバー一人一人とも、きちんと向き合うことのできた一年となりました。

それでは、皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

しょうこでした!!

2022年11月稽古場日誌

  • 大介
  • 2023/01/01 (Sun) 16:03:11
お久しぶりです。
大介です。

今回の稽古場日誌は、お題を頂戴いたしまして、野外稽古について書かせて頂きたいと思います。

野外稽古というのは、日曜稽古の中で不定期にやっている稽古で、野外でやるため、寒い時期はあまりやりません。

自分は、この野外稽古が結構好きです。

いつも稽古場でやっている日曜稽古とは、またちがう体力を使うんですが、足場は危なっかしい時もありますが、基本的に歩いたり、時には走ったり…という形なので、自分が歩くのが好きだから、ということもあると思います。

あと、この野外稽古で何よりも注意しなければならないのが、安全です。

足場がよくない場合もあるので、バランスもとらなくてはならないですし、危なそうだと思ったら、大丈夫そうなルートを探したりするなどして、絶対に自分で自分の安全を確保しなければいけません。

また、見かけによらず(笑)、花や植物が好きなので、野外稽古ではそれも楽しみだったりします。

ふだんの稽古では、バランスだったりも日によって調子がちがったり、難しさを感じることもありますが、野外稽古では、ふだんの稽古が自ずと活きるというか、不安定な姿勢や足場になると、身体が自然にバランスをとってくれている気がします。

今月もおそらく今年度最後の野外稽古があり、またしばらく野外稽古はお休みになるとおもうので、逆に、ふだんの稽古に野外稽古で出来ていることを活かしていければと思います。

大介でした!