お久しぶりです。
しょうこです!
若手メンバーの皆の稽古場日誌、なんだかフレッシュでよいですね〜。
そんな皆が中心となった劇団合宿、私も参加しておりました。
今回は、あくまで若手メンバーのための合宿ですので、私は、メイン台本(合宿前から稽古をしていた方)は、ほんのちょっと出番があるだけで、皆のサポート的な立場での参加でした。
といっても、もうひとつの台本については、合宿初日に渡されて、演出家の前でのメイン台本稽古の合間をぬって、自分達だけで完成させて、発表!という、皆と同じ形で参加しており、メイン台本も2チームどちらにも出番があるため、全ての稽古に立ち会い、なかなかフル回転な3日間ではありました。
メイン台本は、数年前の劇団合宿のために書かれた台本で、その合宿には私も参加しており、よ〜く知っている台本であります。
メインの役は2人で、全編ほぼ2人の会話のみで話が進んでいくのですが、2人がお互いの言動によって本当に気持ちが動いていかないと、エンディングが、うそっぽい軽いものになってしまう…という、まぁ合宿に相応しい手強い作品です(泣)
合宿のよいところは、日常から離れて芝居だけに集中できるということもありますが、本番同様の完成を目指しつつ、お客様に見せるための作品ではなくてよいので、失敗を恐れず、妥協せず、役や芝居に向かえるというところもあると思います。
皆、あまり稽古場日誌では触れていませんでしたが、そんな訳で、演出家からのダメ出しはかなり容赦なく、皆、それぞれに追い込まれていました。
結果として、満足のいく出来に至ったメンバーはいないようですが、全力で集中して臨んで、そこで得た、悔しい気持ちやわかったこと、気づいたことは、必ず、この先に繋がるものになるはずです。
今回の合宿で得たもの、嵐のような3日間を戦い抜いたことを決して忘れず、日々の稽古や本番の舞台に立ち向かっていってほしいなぁと思います。
…とエラそうなことを言っている私ですが、課題の台本を稽古する時間も、セリフを覚える時間も限られており、覚えるのも役作りも決して早い方ではない私にとっては、なかなか高いハードルで…。
とはいえ、相手役の子は、メイン台本も抱えながらも、もう一つの台本にも挑んでいる訳で、きちんと役作りをして、相対してきてくれていたので、私がテキトーに臨むわけにはいかず、最終発表の都内の稽古場への移動時間も、セリフを合わせ、必死で覚え、ギリギリまで、できる限りのことをやりました。
実のところ、セリフ覚えには絶対の自信がもてず、でも、この台本に描かれている物語をなんとかちゃんと成立させたくて、役の人物として、その場に在ることができるようにすることに照準を絞り、ひとつひとつのセリフや動きの意味や気持ちを考え、自分なりの正解を見つけることに、最後の時間を費やしました。
そうして、発表前にはなんとか自分なりの人物像が完成し、発表に臨みました。
結果としては、不安のあったセリフに関しては、不安が的中してしまいましたし、稽古も不充分ではあったので、“完成”には届かなかったとは思いますが、これだけはやらねば!と思っていた、“役の人物として、その場に在ること”については、最低ラインは保てたかなぁと思います。
こんな風に本当に限られた時間の中で、力を尽くすというのは、合宿ならではのことで、自分との戦いでもありましたし、皆のサポートだけにならず、役者としても戦うことができたこと、この合宿に参加した意義が大いにあったと感じています。
久しぶりの登場で、すっかり長々と書いてしまいました。
そして、夏の合宿のレポートでしたが、季節はもう冬で、2024年も終わりに近づいております。
メンバーが増えて、賑やかになってきた劇団「隕石のかけら」を来年もどうぞよろしくお願いいたします〜!!
しょうこでした。